電車の運転士になる方法2

動力車運転免許の種類

 

 

一般に電車といえば電気車のことを指しますが、広い意味での電車、つまり動力車というものはいくつかの種類に分けられており、それぞれについて運転免許が分けられています。

 

 

電気車の他には、蒸気機関車や内燃車、磁気誘導式電気車、無軌条電車などがあります。

 

 

内燃車とは内燃機関つまりエンジンで動く気動車のことであり、磁気誘導式とは2005年の愛知万博でのIMTSのように、他車および地上と通信を行いながら軌道上を自動操舵する方法をとるものです。そして無軌条電車とは、いわゆるトロリーバスのことをいいます。

 

 

電気車や蒸気機関車、そして内燃車の運転免許には、それぞれ甲種と乙種とがあります。甲種免許は、一般的なJRや私鉄路線などの専用敷地を走行する動力車を操縦する場合に必要な資格であり、乙種免許とは軌道法で定められた軌道を走行する動力車を操縦する場合に必要な資格です。つまり、道路上に敷設された軌道を走る路面電車を運転する場合の免許ということです。

 

 

磁気誘導式の動力車には電気車と内燃車とがあり、それぞれ第一種免許と第二種免許があります。通常の運転を行なう場合には第一種免許が必要です。第二種免許は、自動運転を行う区間で自動運転が不能になった場合に限り、最寄の駅もしくは車庫まで操縦することができるという特殊な運転免許です。

 

 

また、新幹線は普通の電気車運転免許では運転できず、新幹線電気車運転免許というものが必要となります。